2005年1月13日
父と飲む酒、息子と飲む酒
犬との散歩の途中で1,2杯だけ飲むための店を探している。
こちらのサイトとかを見ると都内には色々あるみたいで羨ましい。
今のところ犬連れで飲みに行く徒歩圏内の店は、以前の日記で取り上げた浦和駅高架下のお店くらいである。店の前に用意されたにわか作りのテーブルで軽く飲むのは散歩途中のちょっとした楽しみになっている。もっとも、この店に犬を連れてくるのはぼく以外には一人しかいないようだ。
あいにくこの季節は外で飲むのはちとつらい。今日は一人で暖簾をくぐった。
いつも通り店は満員。一人で飲みに行くといろいろな人に話しかけられたり、絡まれたりするから、なかなか楽しい。
今日は隣でブッカーズを飲んでいるヒゲのオヤジに話しかけられた。
息子と待ち合わせているらしい。
「いやぁ、せがれが酒に詳しくて色々教えてもらってるんですよ。2浪中でねえ。がんばってるから今日は酒でも飲ましてやろうと思って」
そうこうするうちに息子が登場。父ちゃんそっくりだよ。
先日成人式を迎えたばかりの二十歳、っておい何で酒に詳しいんだよ!
今年も大学落ちるぞ、あんた。
息子はエルドラドをストレートで。やるねえ。
薩摩茶屋のお湯割りを飲み干したところで、掲示板で浩太ママから教えてもらった麦焼酎「吾空」を思い出した。残念ながら店にはなかったが、店長さんは飲んだことがあるという。
浪人息子も「麦焼酎はあまり飲まないけど、あれは好きだなあ」とのこと。
あんた絶対今年も大学落ちるぞ、悪いけど。勉強しろよ、勉強、酒の勉強じゃなくて。。。。
それはともかく、教えてもらった酒屋で「吾空」買おうっと。サンキュー、浩太ママ。
店長の味覚には全幅の信頼をおいているのだ。
オヤジが体を壊して入院した時、息子は酒漫画として有名な「レモン・ハート」全巻を差し入れしたらしい。
読んだオヤジが酒飲みたさに奇跡の回復をとげるようにと.........
オヤジは回復して、ぼくの隣で息子と酒を飲んでいる。
うー、いい話だぁ。
はす向かいのカウンターには、部下曰く「部長はお酒に詳しいんですよ」の上司とその部下ペア。
部長は銘柄について、アレはダメ、コレはイイと熱弁をふるっていた。
酒はどれでもうまいんだよ。要はいつ飲むか、誰と飲むか、どう飲むか。
銘柄は好みの問題、飲みたいものを飲めばいいのよ。
銘柄の話は楽しいけどね。
浪人息子のほうがよっぽどわかってるぞ。
でも大学は.......
息子が受かったらキューバに行こうと思ってるとのこと。
キューバの酒を、ということでハバナクラブをオヤジは3杯注文した。
2杯分しか残ってなかったので、それを3杯に分けた。
1杯はぼくの分。おごってもらっちゃった。
何だか悪いし、気分が良かったから浪人息子に何か飲んでもらおうと思ったが、オヤジに断られた。
「この春大学に受かったらおごってくれ」とのことでした。
OK、その暁には好きなもの飲みなさい。ポート・エレンだっていいぜよ。
帰宅後、フラフラしながら自転車でモーと散歩。もうすっかり慣れたモンです。
息子はいないから、お相伴はモーで我慢することにしてラムを注いだ。
確か1000円もしない安物なのがなさけないが、まあいいや。
何だか気分がいいから。
息子とその父に、乾杯!
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