2005年1月23日
無知は罪
環境省が小池環境相のツルの一声で、ブラックバスを外来生物法の特定外来生物に指定する方針へ転換したという記事を読んで、自分にはあまり関係ないと思っていた。
そもそもそんな法律が成立していたことさえあまり知らなかった。
それって何じゃ?ということで、ちょっとだけ調べてみたらどうやら関係ないわけでもなさそうだ。
世界自然保護基金ジャパン、日本自然保護協会、日本野鳥の会のNGO3団体は共同で『特定外来生物に指定すべき生物の提案リスト』を要望書とともに環境相に提出したそうであるが、このリストで特定外来生物に指定すべきとする魚類のAランクにニジマスやブラウントラウトがあげられていた。
ブラウンはともかく、(関東で自然繁殖の例はほとんどないとはいえ)ニジマスくんとはお互い知らぬ仲ではない。
外来生物法では必要に応じて主務大臣等が防除を行うものとする旨を定めているようだ。(要するに殺すということなのだろうが、なんで法律って意味のわかりづらい言葉ばっかり使うんでしょうね)
もし前出の要望がめでたく通れば、野反湖で奇跡的に自然繁殖しているブルーバックレインボーちゃんたちも皆殺しにされちゃうかもしれないってことね。
飼育することも許されないそうだ。
罰則も驚くほど厳しい。
なんとなく釈然とはしないのだが、「これはおかしい!」とも言い切れない(その根拠も理論も持たない)自分の無知が、ちょっと悲しく情けない.....
一方ならぬお世話になったニジマスくんたちが惨殺されていく様を、ぼくは指をくわえて見ていることになるのだろうか?
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