2007年5月1日

無念!、残雪の八ヶ岳は遠かった........ ビブリ2007 犬連れキャンプ&トレッキング

2年前から会員になっているキャンプ場の登録更新を今年はどうするか決めかねていた。
泊まりがけでみーたんを連れて行くとしたら、おそらく秋くらいにはなるだろう。もっとも、一緒に行ったところで苦労と荷物が多くなるだけなので、実際に家族で楽しめるのは来年以降の話である。
そのため、今年一年はお休みするか、という考えもあったのだが、件のキャンプ場はモーフィーの福利厚生施設としても機能している。
家族に新しいメンバーが加わって、モーもそれなりに気を遣い遠慮しながら毎日を過ごしているようだ。たまのお楽しみくらいは与えてやらないと、突然キレて暴れ出すかもしれない。あるいは、「どうせ、どうせボクなんて.....」とイジケて家出するかも。
結局そんなわけで、今年はぼくのみ個人でサポーター登録することにした。何日間も長期連泊することはないだろうけれど、時々はモーのガス抜きのためにも出かけたいと思っています。
もし、みーたん&モータンも一緒に行く場合は、別途相談させていただくことにした。

シーズンインとなるこの連休前半には、さっそく一人と一匹でキャンプ&トレッキングを楽しんできた。
といっても、まったく同じ日程で、今年サポーターになったもかはな家も急遽ビブリ入りしていたのだ。今回のキャンプの夕食はナナーズ弁当でいいや、と思っていたのだが、色々ご馳走していただき、ラッキー。

2日目は、晴れたらトレッキング、曇りなら釣りでもしようかな〜、と思っていたのだが、見事に晴れ渡ったので、もちろんトレッキングに出発。
事前の計画では、ほぼ御陵山に決めていた。ビブリのちょうど正面に見える地味な山である。
昨年のビブリおさめで登ったのが、馬越峠を挟んで対峙する天狗山。頂上からキャンプサイトが見えるか確認するつもりだったのだが、カメラの調子が悪くなったせいで気が動転し、すっかり確認し忘れてしまった。
そこで、正面に位置する御陵山から、今度こそはビブリの全容を俯瞰しようという趣向である。
がしか〜し、残雪が美しく輝く八ヶ岳をキャンプ場までの道中車内から見ていたら、断念したはずのもうひとつの計画が脳内復活してきてしまったのであ〜る。
それは、権現岳・赤岳の絶好の展望台であるという三ツ頭まで登り、白く輝く雪と陰影のコントラストが美しい残雪期の両名山をバックにモーちゃんのカッコイイ写真を撮る、というものなのだが、色々と調べた結果、三ツ頭とはいえG.W.のこの時期は犬連れで登るのは難しいだろう、という判断を一度は下していたのである。
でも、遠方からは、硫黄岳や赤岳の白さに比べ、三ツ頭の辺りはほとんど雪がないようにも見える。もちろん、樹林帯だからということもあるのだろうが、案外前三ツくらいまでは登山道上にはまったく雪がないんじゃないの〜、という気もしたりして。
試しに初日に、天女山山頂に駐車して天の河原まで上ってみたところ、やはり相当上の方まで行かないと雪は残っていないように思えた。三ツ頭は無理でも、前三ツくらいまでは行けそうな気がする。
地図は持ってきているので、急遽計画変更。レッツゴー、となりました。
天気は上々、富士山どかぁーん、南アルプスどかぁーん、と実に気分良く歩き続け、やがて下ってきた登山者の方に「雪はどの辺から....?」と尋ねると「本格的には三ツ頭から先だね〜」とのお答え。
おぉこれは行けるかも〜!、とすっかり調子づいたものの、2000mを越えたあたりから急にトレイル上に雪が出てくるようになった。
というか、雪ならばいいのだが、ガチガチに凍っているのでタチが悪い。
結局、あと数百メートルで前三ツ頭という地点で、前進を断念して引き返すことにした。
なんとか登らせることは出来そうだったが、おそらく下る際にはモーは進みたがらないだろう。相当な斜度なので、無理に下ろそうとするとモーの肉球ズル剥けとかぼくが滑落とかなりそうで危険、と判断したのだ。
う〜ん、残念無念。やはり、残雪の八ヶ岳は犬連れには遠かった............
間近に見るこの時期の権現岳や赤岳は大迫力だっただろうになあ
ぐやじぃ〜!!!!!

そんなこんなの2泊3日のキャンプでは、なんだかモーはすごく甘えん坊だった。
キャンプサイトでは、サッカーボールを蹴って欲しいと何度もせがみ、お友達が遊びに来ると狂喜乱舞した。
自分からすすんで一緒にテントに入りたがったし、撤収の時はあまりに哀しそうな顔をするので、可哀想になったくらいだ。
もっとも、こんな時に変に擬人化して、やはり赤ん坊が生まれて寂しい思いをしているのだろう、などと同情するのは間違っているような気がする。犬は合理的な性格だから、その時に出来そうなことを素直にやっているだけなのだろう。目の前にある現実をそのまま受け入れて、ただそれに対応していこうと努力するところが犬族の美点である。必ずしも美点とは言えない人間の諸々の感情を、そんな犬たちの仕草に当てはめて考えるのは、彼らにしてみれば実はいい迷惑なのかもしれない。
しかし、ついでに言えば、そのような擬人化や、それによって様々なことに気付かされる、ということが犬と暮らすことの醍醐味でもあると思ったりもして。

久しぶりに「仙人小屋」にも行ったし、国内唯一のハンモック専門店ものぞいてきた。
愛車レガシィは、ついに走行距離10万キロを超えました。
そういえば、薪買ったのにまったく使わなかったなぁ。
寒いうちに、また行かなきゃ。

ビブリな休日

投稿者 かえる : 23:44 | 犬連れキャンプ/トレッキング

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