2007年9月18日
犬と赤ちゃん PART2
犬+赤ちゃん生活が始まってはや7ヶ月。
最近は、「赤ちゃんと犬」などの検索ワードでサイトに訪れて下さっている方も多いようだ。子供のいない共働きの夫婦が犬と暮らし始め、そのうちに赤ちゃんが生まれ........というのは、(考えてみれば当たり前なのだが)巷によくある話なのだろう。
ペットのいる環境で妊娠すると、「赤ちゃんに良くないから、ワンちゃんはどこかに預けた方がいいんじゃないの?」等々とあちこちで言われ、無事に生まれて一緒の生活を始めると、今度は犬を飼っている人から「赤ちゃん生まれちゃって、ワンちゃんがかわいそうねぇ〜」などと言われる。周囲の雑音に惑わされ、本来は不必要な不安や罪悪感を抱えて悩んでいる夫婦もけっこう多いのだろう。
かなり長い時間お座りしていられるようになったが、まだハイハイは出来ない我が家の娘・みーたん。
つまり、自分で移動することの出来ない生後半年くらいまでの間、「犬のいる環境で」子育てをする上で困ったことやトラブルは、特になかったような気がする。母親にとって育児が重労働であることは言うまでもないし、犬がいない場合に比べてトータルでの負担は犬がいる分だけ増すのは当然だが、犬がいることによって育児の困難度そのものが増すわけではない。つまり、犬の世話=10、育児=20とした場合、10+20=30になるということであって、10+25=35になってしまうというわけではない、という印象である。
もちろん、日々の生活の細々としたことは色々変わったりもしたが、モーを迎えた際のライフスタイルのドラスティックな変化に比べたら、ほんの些細なものである。いわば、「多頭飼いになった」あるいは「3歳児に妹ができた」という感じである。犬と人間の子供では、生物学的にも違うし、社会的な地位も、求められる躾も異なるのは当然だが、家庭内に限って言えば、兄弟が増えたという程度の認識でいてもそれほど困ることはないというのが今のところの実感である。
気を付けていたことは、赤ちゃんが来たことによって突然モーの生活環境が(モーにとって快くない方向に)変化することがないようにする、という程度である。
例えば、今まで入れた場所に入れなくなる、とかそういうことは基本的にしないようにした。
かといって、「犬が可哀想だから、今までとまったく同じ生活をさせる」と杓子定規に考えていたわけではない。家族が一人増えて環境が変わったのだから、生活のスタイルやルールが変化するのは自然なことであろう。犬は人間よりはるかに融通が利く動物で適応力も高いので、よほど理不尽な扱いを受けない限り、腹を立てたりはしない。まあ、たまにイジケる程度である。。。
ちなみに、みーたんの世話で我々が忙しくしている日中は、興味なさげな様子で昼寝に忙しいモーフィーだが、みーたんが寝た後の夜21時以降は「さて、私がかまってもらう時間がまいりましたよ」とばかりに甘えてくるので、適当に相手をしてやることにしている。
「昼間は遠慮してるんだな」などと思いがちだが、たぶんそういう意識はないのだと思う。手が空いている時間の方が遊んでもらえることをわかっているだけなのだろう。犬は合理的なのだ。
みーたんは、最初はモーフィーのことを認識できていなかったようなのだが、最近ではモーに興味津々のようである。一番お気に入りの動くオモチャ、だ。
そりゃそうだろう。我が家でもっとも巨大かつ複雑な動きをするオモチャなのだから。
モーにとっても、みーたんの存在は新たなる刺激のようである。来た当初は、「今度の仲間はビービー泣いているだけの極小動物」だとばかり思っていたようだが、日々成長を続け、最近では目の前で奇声を発しながら耳を引っ張ったりするのだ。大きくなっていく人間、は初めて見る存在なのだから、そりゃ驚きの毎日なのだろうと推察いたします。
ともかく、ハイハイ以前のこれまでは、これといった苦労もなく過ごしてこられた我が家の犬+赤ちゃん生活なのだが、みーたんが自分の意志で移動できるようになるこれからは、新たな工夫も必要なのかもしれない。
と言いつつ、別段何の心配もしていないノーテンキな両親(というか、ワタクシ)なのですが...................さあどうなることやら。
犬と赤ちゃん・フォトアルバム
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投稿者 かえる : 00:49 | 今日のモーフィー/みーたん
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コメント
赤ちゃんを迎えても「多頭飼いになった」という感覚が自然な流れでいいですね。私も犬を自分の意思で飼ったのはうさちゃんが始めてで、生活がそれこそドラスティックに変わったものでしたが、子どもを育てるシュミレーションの感覚も実はあったので、子どもが誕生しても戸惑い無く生活できている感じです。(犬の世話・育児にあたる夫婦の協調が見事なかえるさんちと異なり、うちでは嫁さんは私とはだいぶ違う感覚のようなので、これが目に付かないと良いのですが)
フレブルうさちゃんはモーフィーのような人格者犬とちがって自分だけがかわいがられていたかったので、子どもが近寄ると威嚇する始末です。抜け毛対策として生活エリアを分けておいて幸いでした。(うさちゃんの行動エリアは玄関先と、部屋では椅子の上だけに限定)
投稿者 竹俣 歩 : 2007年9月18日 18:12
どどんといくつもアップされていたので、どこにコメントしようか迷いました。が、やっぱりここに。
みーたんとモーフィーがあまりにも可愛かったので〜
特に最後の写真、小さいみーたんが大きなモーフィーをがんばって「いい子いい子」してるのは最高ですね。されるがままのモーフィーは相変わらず優しいなあ。それと、みーたんのきりっとした顔立ちと赤ちゃんらしいぷくぷくの手と足、思わず触りたくなっっちゃいます。
モータン椅子も素敵です。モータン尊敬しちゃうよ〜
サンマとキノコの炊き込みごはんも美味しそう。食欲をそそりますね。なんと言っても食欲の秋ですね。お腹空いてきました。
とりとめのない、コメントですみませんでした。
投稿者 kaiママ : 2007年9月18日 19:41
歩さん
文中にもありますが、犬と人間の赤ちゃんでは色々違いがあります。ただ、それはそれとして、「DINKSとしての気ままな暮らし」から「保護者としてケアしなければいけない存在を迎えた」という生活上の根本的且つドラスティックな変化は、犬を飼い始めたときに一度経験しているわけです。そういう意味では、みーたんが生まれたということは「多頭飼いになった」という感覚に近いものがあります。
犬は2〜3歳児程度の知能がある、とよく言われますが、たしかに犬育ては乳幼児育てと本質的な部分ではほとんど同じだと思いますので、育児のシミュレーションにもなるかもしれませんね。
どちらかというと我が家は夫婦の協調性に関しては皆無だと思うのですが、それぞれが両極端に勝手なことを行うので、結果的に中間地点でバランスがとれている(??)かもしれません。でも、育児の方針はかなり違うと思いますよ。
モーフィーが人格者犬というより、犬種的にいってそもそも攻撃性がないのだと思われます。威嚇したり攻撃的に噛みついたりすることはありませんが、イヤな場合はプイッとその場を立ち去ります。残された赤ちゃんは、倒れて頭を打ったりするする可能性がありますので、威嚇しないからといって決して安全というわけではありません。犬種や個体の性格にかかわらず、要は飼い主側の観察力と判断力が、色々な場面で求められるということなのだと思います。
抜け毛問題は、たしかに悩ましいですね〜。
kaiママさん
最後の写真.........実をいいますと、「いい子いい子」しているわけではなく、モーフィーの頭を掴まえて今まさに耳の辺りを舐めようとしている瞬間を捉えたショットなのですが.............
モーを好きになってくれたのはいいのですが、耳とか肉球とか舐めようとするのはやめて欲しいと思う今日この頃です。。。
されるがままだったモーフィーも、「さすがにもう勘弁していただけませんか」という表情を浮かべています。これはモーフィーが困っている時の顔だということは、飼い主のぼくらはわかっているので、(写真には写っていませんが)モータンはすぐそばでみーたんを受け止める準備をしていますし、ぼくもみーたんの頭が床にぶつからないように左手でカバーする体勢に入っています。
案の定、この直後にモーフィーは立ち上がって逃げ出しました。。。みーたんは無事にキャッチできましたけどね。
まあ、モーはけっこう優しいヤツだとは思いますが。
みーたんのぷくぷくの手足、今度お会いできた際には触ってあげて下さいな。
投稿者 かえる : 2007年9月19日 00:14
モーフィーもようやくオレの苦労がわかるようになってきたようだね。。
耳ひっぱられたり舐められるくらい、可愛いもんだよ。
オレなんて、せっかく貰ったご飯は水浸しにされるし、
フードボールは土と葉っぱでいっぱいだし、
いつも水の中にはゴミが浮いてるし…
ちょっかい出してくるから、ちょっかい出し返すと泣くし、怒られるし…
しかも、来年になったらそれが倍だぜ?
勘弁してくれよ。
たまにはモー家に避難させてくれ。
投稿者 パフィン : 2007年9月19日 23:39
パフィンくん
パフィンも大変みたいだね。
でも、ゆずくんとは、同じ釜の飯を食うならぬ同じボウルの水を飲む仲間じゃないか。
オトコの友情はわかりやすくていいよ。ケンカしてもすぐに仲直りできるだろ。
オンナの戦いはそうはいかないからねえ。私も色々気を遣うわけですよ。ホントは遣ってないけど。。。
みーたんなんて、最初は頭をナデナデしてくれているから、私も気持ちよくなって尻尾ふりふりなんだけど、そのうちキャッキャッ言いながら叩き始めるんですよ。いったい何を考えているのだか。
自慢じゃないけど、私はまだ彼女と目を合わせたことはありませんよ。
ともかく、オンナは油断できないってことよ。来年からは、お気を付けあそばせ。
それと、避難した先は地雷の上、ってこともあるから、我が家にいらっしゃる場合は、お気を付けあそばせ。
投稿者 モーフィー : 2007年9月20日 08:41