2008年11月18日
福間未紗の宇宙
ついさっきまで知らなかったのだが、もう永遠にその歌声を生で聴くことは出来ないのだろうな.....と個人的に非常に残念に思っていた福間未紗さんがアーティスト活動を再開し、先日ライブを行ったそうだ。
すごくすごく、とても嬉しい。
彼女の音楽が持つなんというか「ギリギリな感じ」は、たまらなく胸をしめつける。
アコースティックギターに新しい弦を張る時、これ以上ペグをまわし続けると弦が切れてしまうという寸前に、澄み切った素晴らしい音が鳴ることがある。あんな感じ。
抜けるような青空や降るような星空を見上げると、悲しいわけでもないのに泣きたいような気持ちになってしまうことがある。そんな感じ。
「人より恵まれた才能みたいなものによって芸術家は作品を生み出すわけではない。自分の中の欠けた一部を必死に埋めようとして創造を行うのだ」みたいなことを、以前に誰だかが書いていた。
たぶん、その「欠け」を、(たとえどれだけ幸せになったとしても)決して失わない(あるいは芸術的表現によってしか埋めることが出来ない)人が「アーティスト」と呼ばれる人種なのだという気がする。
そして、その欠けた部分を、彼らの創り出す作品で埋めようとする人々もまた存在する。
彼女が始めたブログの最初のエントリーを読んで、あぁこの人はやっぱり音楽を必要としているし、きっと音楽の方もこの人を求めているんだなぁ、と感じた。
せつなくなった。
来年のライブは絶対行くぞぉ〜!!!
久しぶりに福間未紗の宇宙で、ぼくの中の「欠け」を埋めるのだ。
「信じてる 信じてる 信じてる事だけが起こる
信じてる 信じてる 信じてるコトだけが起こる 起こるヨ 今に起こるヨ!」
「ダンダン」 詩・曲:福間未紗
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吉祥寺、Manda-La 2。福間未紗ライブへ。
かえるリポート : 2009年1月17日 15:34