2008年11月22日

ある意味、超過酷登山.........筑波山(裏筑波ルート)犬+子連れトレッキング

筑波山に登ってきた。

と言っても、奇岩など名所も多くロープウェイの駅もある南側ではなく、いわゆる「裏筑波」と呼ばれる北側のルートからである。もちろん、人混みを避けるためだ。
筑波高原キャンプ場からのトレイルは、歩きやすく、なかなか雰囲気も良い上に、人も少なかった。よしよし、想定通り。
冬型の気圧配置で、関東の低山は青空が広がり、最高のハイキング日和である。こちらも、バッチリ予定通り。

ところが、途中でみーたんのオムツ替えを行った辺りから計画が大幅に狂った。

まず、寝入りばなを起こされたみーたんがいつになく不機嫌になり、チャイルドキャリアに乗ることを断固拒否。結局、モータンと交代で稜線までダッコして登る羽目に.....
10kgの米俵抱いて山を登るようなものである....しかもこちらは時々暴れたりする。。。

そして、やっとの思いで女体山山頂直下に到着すると、今度は想定以上のヒト・ひと・人人人人人人人人人人人........
浦和で言えば浦和祭りか十二日市か(???)という位の混雑ぶりだった。
やはり、ロープウェイで上れる日本百名山、筑波山は有名観光地なのであった。。。
とてもモーフィーを連れて歩けるような状況じゃなかったので、ヤツにはモータンと休憩していてもらい、眺望に優れるという女体山山頂にはとりあえずみーたんをダッコして向かったものの、あまりの混雑にバカらしくなって結局途中撤退を決めた。

まぁでも少し歩けば人も減るだろう、では気を取り直して男体山へ。
ところが、またもやみーたんが「自分で歩く、あるくぅ〜!!!」とチャイルドキャリア拒否。
仕方がないので、歩かせたりダッコしたりしながら、男体山へ向かった。
いつもの山歩きでは「あら〜赤ちゃん」とかわいがってもらえるみーたんだが、冗談ではなくベビーカーを転がしている人もいたくらいなので、乳幼児は珍しくも何ともない。
むしろ、モーの方が大人気。観光地なので、ある意味ペットには優しいし、実際犬連れも多いのだ。

一旦は、こうなったら山頂はパスして男体山中腹を一周する「自然研究路」を歩いて帰ろう、と考えたものの、こちらも意外に人通りがある。
ならば、と覚悟を決めて、人の流れが途切れたタイミングを見計らって男体山の山頂を目指したのだが、これがある意味モーフィー家史上最も過酷な登山となってしまったのである。
山頂直下は結構急な岩場というか何というか、それはまぁいいのだが、すれ違いも出来ないような場所なのに突き落とさんばかりの勢いで人を押しのけて登ろうとする子供とかが沢山いるわけです。ぼくの股の間をくぐり抜けようとした子までいました。。。
八ヶ岳で言えば横岳のカニの横ばい通過するより(???)はるかにデンジャラスな場所です、筑波の男体山.....

それはともかく、ほぼ独立峰に近いような状態なので眺望は完璧で、関東平野ってホントに平野なんだなぁ、と妙に感心してしまった。
ロープウェイに行列するだけの価値はありますな。

下山後、駐車場でお会いした地元の方に「いやぁ、人が多くて.....」と話したら、「昔は休日でも閑古鳥が鳴いていた。つくばエクスプレスのおかげで、各地から大勢人が来てくれるようになって、地元の人間としてはすごく嬉しいよ」とおっしゃっていた。
もちろん、直接観光産業に関わってらっしゃるわけではないし、地域への経済効果云々という意味でもないだろう。
毎朝毎晩当たり前に見上げてきた地元の山が人気を集めて、大勢の人が集まるというのは、不思議と誇らしい気分がするものなのだろう。
何となく、わかる気がするな。


筑波山(裏筑波ルート)犬+子連れトレッキング ・ リポート

投稿者 かえる : 23:34 | 犬連れキャンプ/トレッキング

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コメント

筑波山って、こんなに人気なんですか!びっくりしました。
我が家の初登山は、筑波山だったんですよ。娘が3歳だったかな。途中からおんぶして登ったので、kaiパパは大変でした。
その頃は言われるとおり、人なんてめったに会わない位でしたよ。
冬枯れの季節、低山ハイクには最高ですね。

投稿者 kaiママ : 2008年11月24日 19:02

kaiママさん

紅葉の時期、三連休、快晴の予報、と悪いというか良いというか、ともかくそういった条件が重なったこともあってか、この日の稜線は大混雑でした。
それでなくても、つくばエクスプレスが開通し、シャトルバスやロープウェイもセットになったその名も「筑波山きっぷ」という便利な乗車券まで発売されているらしく、最近「筑波山登山」は人気のようです。
確かに、車や公共の交通機関で簡単にアクセス出来て、そのままロープウェイに乗れば絶景が楽しめるし、15分歩けば「登山」が出来ますから、家族連れやカップルにはナイスな場所だと思います。
また、観光地化されていながらもけっこう自然は豊かですし、ルートもあれこれ選び放題ですから、地元の方や山好きな人も、季節を変えコースを変え、何度でも楽しむことが出来るのでしょうね。
家族での初登山には、まさに最適な山かもしれませんね。

冬の低山ハイク、いいですよね。
そういう意味で、冬の奥武蔵はとても良い山域なので、これから研究したいと思っています。

投稿者 かえる : 2008年11月24日 23:09

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