2008年1月4日

男は黙って中判カメラ..............?!

最近、ライカに関する本を何冊か読んだこともあり、レンジファインダー・カメラに興味をもっている。影響されやすいタチなもので。
そういえば、昔父親が持っていたような.............気がして、この正月に実家に行った際、カメラ類が置いてある棚を漁ってみた。
残念ながらレンジファインダー機は見つからなかったのだが、古い中判カメラがあったので、ちょっと拝借してきた。

ゼンザブロニカ ETRS。6×4.5判のレンズシャッター式一眼レフ。
「ブロニカ」は、ハッセルブラッドに似たそのルックスなどから、特に6×6判のスクエアフォーマットを持つシリーズを中心に、かつて(いわばハッセルが買えない層に)人気を集めたのだとか。
しかし、レンズメーカーであるタムロンに吸収された後、数年前にはすべての製品の販売が終了し、事実上そのブランドの歴史に幕が下ろされてしまったようだ。

中判カメラというのは、ブローニーと呼ばれるサイズ(一般的な35mmより大きい)のフィルムを採用するカメラの総称で、画質が優れていることから、風景写真などで現在でも一部の愛好家やプロが好んで使っているようだ。たしかに、山岳写真を趣味としている方などが愛用しているという話をどこかで聞いたことがあるし、実際に山で見かけたこともある。
要するに、デジタル一眼レフで言えば撮像素子のサイズがAPS-Cよりもいわゆるフルサイズの方が画質が良い、あるいは、カセットテープよりエルカセット(誰も覚えてないか............)の方が音質が良い、と似たようなイメージであろう。
しかし、必ずしも質の高い方が生き残るわけではない、というのが世の常である。音質よりも利便性、エルカセットがやがて姿を消したように(しつこい?!)、大きく重く使いづらい中判カメラからは、すでに国内メーカーはほとんど撤退してしまっているようだ。

ともかく、持ってきてはみたものの、フィルムの入れ方はおろかシャッターボタンの位置すら、最初はよくわからなかった。
未来から送られてきた謎の機械を突然手にした原始人、といった心境である。

フィルム巻き上げのためのクランクが紛失していたり、どういうわけかレンズが200mm(35mm換算で120mm相当)の望遠しかなかったりするのだが、あれこれ調べながら、これからちょっと遊んでみたいと思っています。

投稿者 かえる : 20:11 | つぶやき

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コメント

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投稿者 hermes watches : 2014年11月20日 12:49

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