2008年7月20日

ぼくらが旅に出る理由 〜白峰三山(北岳〜間ノ岳〜農鳥岳)、雲上のお花畑を縦走

安藤裕子がカバーした「ぼくらが旅に出る理由」を聴いていたら、「ほんとイイ曲だよな〜」とあらためて感動した。
オザケンのあの詞を読んで胸がキュンキュンしなくなったら心はもう老人だな、と思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

ワタクシはと言えば、一応昨年のリベンジということで、テント担いで南アルプス白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)を縦走してきました。

初日は、曇り時々雨。乳白色のガスが立ちこめまったく展望のない中、泣きベソかきながら標高差約1500mをひたすら登った。
有名な北岳バットレスの偉容を拝むことはできなかったが、視線を足下に移せば咲き乱れる高山植物の数々。それはそれは見事なお花畑でした。咲き残っていたキタダケソウも見ることが出来た、ラッキー。
2日目は、完璧パーフェクト100点満点の青空が広がった。梅雨明けバンザイ、勝手な事前の計画通りだ。
テントの中から、朝焼けの富士山にオハヨーゴザイマス。
日本第2位の高峰の頂に立って、3位にも4位にも5位にも、もちろん1位にもコンニチハ。
お花畑広がる3000mの稜線をハードにお散歩したら、またまた雲上のキャンプ地にチェックイン。眺望サイコー。
最終日は、天気はやや下り坂だったものの、山頂ではなぜかガスが切れ晴れ間が広がるという幸運に恵まれた。
しかし、2000m以上を一気に下るキツさは、想像を遙かに超えていて、またもや泣きベソをかきながらの下山となった。やれやれ。

山道で、すれ違う人々とちょっとした言葉を交わし、やがて「お気を付けて、よい旅を!」と別々の方角へ歩き始める。
あの感じが、スキ。

それにしても、テントの中から眺める日の出と、黄昏時の空の色、とてもイイ時間でした。
ボケーっと考え事したりして。
でも、何を思ったのかはナイショなのさ。


ぼくらが旅に出る理由 〜白峰三山、雲上のお花畑を縦走 リポート




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投稿者 かえる : 23:44 | 犬連れキャンプ/トレッキング

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コメント

わあ〜 とうとう登ってきましたか!
この景色、やめられなくなっちゃいますよね。
農鳥から奈良田に下りられたのかしら?
とにかくがんがん下りますよね。もう足がガクガク。
でも、お天気にも恵まれて素晴らしい眺望を望めて良かったですね。
さぞ雲上でのビールは美味しかったことでしょう。
リポートと写真、楽しみに待っています。

投稿者 kaiママ : 2008年7月21日 21:36

kaiママさん

ついに行ってまいりました。
絶景、絶景、また絶景、でしたよ。
もちろん、農鳥から奈良田に下りました。とくに下降点から大門沢小屋までの間は、もう心が折れそうになりました....
足の裏にイボが出来てしまって、液体窒素で焼くという治療を一年以上も続けているのですが、連日登山靴で山道を歩くと、痛くて痛くて、もう涙目でした。

写真の整理に時間がかかりそうですが、いつものように冗長なリポートをしたいと思います。
お付き合いいただけると嬉しいです。

投稿者 かえる : 2008年7月21日 22:51

3位の穂高です。
北岳登頂おめでとうございます。
うちのスタッフがその連休に北岳に登ってます。
縦走はしないで、広河原からのピストンだと思いますが・・・どこかですれ違っていたりして・・・。
2000の下りはうんざりですね。
僕は昔膝を痛めてから、一日1500以上は下らないようにしています。
飛ぶとか、滑りたくなりますよね。

それにしても、いい富士ですね。



投稿者 穂高の斉藤 : 2008年7月25日 16:45

 こんにちは。初書き込みさせて頂きます、zizi父のAです。実は実は自分も18〜20日でその辺りに居りました!!一緒に登った面々と風邪ひきの自分とで辛く厳しい登山でしたが、見るもの全てに力をもらえました。広河原〜白根御池泊〜雪渓を登り山頂へ〜肩の小屋泊〜草すべりより下山のテント泊コースでしたが、どこかで・・・すれ違っていたのかも!!なんか山の上で約束もせず、同じ時間を過ごしていたと思うと素敵ですよねぇ〜・・・恋人でなくてすいません・・。自分はキタダケソウ見つけられなかったのですが、そこには居たんですね。なぜか嬉しい気分になれました。ありがとうございます。
 ランにお越しの際にまたお話しましょう!!
PS :自分もオザケン好き(思い出の歌手…です!)

投稿者 穂高のA : 2008年7月25日 19:20

綺麗な富士山ですね。
天候にも恵まれた雲の上の世界はさぞかし美しいことでしょうね。
小生の今日この頃は、春先より体調を崩し、しばらく寝たきりの生活をしていたため、頬はコケ、体も薄っぺらくなってしまいました。最近はどうにかこうにか外出は出来るようにはなりましたが全快までには、いましばらく時間がかかりそうです。
いつものようにリポート楽しみにしております。
そして、いつものように一緒に歩いた気分にさせていただきます。

投稿者 はなぱぱ : 2008年7月25日 22:43

穂高の斉藤さん。

ありがとうございます。
やはり、来年は3位の穂高を目指すべきでしょうか。
御社スタッフさんも、あの日登っていたとは!!!
休暇届に判を押す時、社長も思わず血が騒いだのでは?!
ぼくは筋力全然ないので、登りより下りの方が得意なのですが、今回はもうヘロヘロでした。普段は使わないストックに頼ってしまって、我ながら情けなかったです。

北岳からの富士も、ああ「マークスの山」だ、と感無量でしたが、西農鳥の辺りから見る農鳥岳を前景とした富士山の巨大なシルエットもまたいいものでした。


穂高のAさん

ごぶさたしています&初コメントありがとうございます。
というか、遅くなりましたが、おめでとうございました!!!

まったく同じ日程だったにもかかわらず、ビミューに邂逅できませんでしたね。
ぼくの方は、早朝に奈良田に車で入り、バスで広河原まで移動し、9時頃に歩き始めました。初日は、右俣コースで肩の小屋テン場泊。2日目に農鳥小屋まで進み、20日に奈良田に下り、温泉入って帰宅しました。
初日はともかく、残りはサイコーの天気でしたよね。
キタダケソウ、肩の小屋の脇に(たぶん自生じゃないけど)咲いていましたよ。
八本歯のコル方面にもまだ残っていたようです。
オザケン、最近は環境問題研究家になってしまったようで.............
では、お会いした際には思い出話(北岳もオザケンも)聞かせて下さいませ。


はなぱぱ さん

秋の紅葉も有名なようですが、やはり花が咲き乱れるこの時期の白根三山はサイコーでした。
はなぱぱさん、そんなに体調悪かったのですが?!
環境も変わり、色々無理もされていたのだと思います。どうぞご自愛ください。
スポーツで鍛えた体ですから、回復はきっとすぐですよ。
全快の暁には、一緒に雲上体験なんてのはいかがでしょう。

あんな内容でも作るのはけっこう大変なので、リポートを楽しみにしている方が一人でもいるとうかがうと、とても励みになります。
出来れば一緒にあのキツさも味わっていただきたいのですが、ホントに辛い時は写真も少ないので、うまく雰囲気が伝わるかどうか。ともかく、完成まで今しばらくお待ちくださいませ。

投稿者 かえる : 2008年7月26日 01:08

登頂おめでとうございます!
皆さん山に詳しい方々で呼んでるだけで大変だったんだなあって感じます
かえるさんがきついっていう事はさぞかし荒行なんでしょうね
雲の上の写真楽しみにしています(大きめでお願いします・・・なんちゃって)

投稿者 michiyo : 2008年7月28日 22:37

michiyoさん

そんなに険しい場所はないし、時間さえ掛ければ誰でも登れる山なのですが、ぼくは無駄な荷物が多いので、やはり一日登り続ける、あるいは下り続けるのは、かなりキツイですねぇ。一眼レフ+交換レンズ持ってのテン泊装備は、ぼくにとってはかなりの荒行でした。もっとも、体感的には、最近のみーたん背負っている時よりは、若干楽なんですけどね。

写真のサイズは、基本的に一眼レフで撮った3x2画像は624ピクセルx416ピクセル、GX100の4x3画像は640x480にしています。
よくある写真をクリックすると拡大するカタチにしたいのですが、写真クリックで次のページに進む方式にしているので、今のままではちょっと無理なんですよねぇ。
そろそろ、もう少し大きなサイズに変更しようかなぁ、とも思っているのですが、小さなモニターをご使用の方もいるみたいだし、写真のアラがますます目立っちゃうし.....、ということでなかなか思い切れません。
やはり、もうちょっと大きい方が見やすいですかね?
様子を見つつ、検討したいと思いま〜す。

投稿者 かえる : 2008年7月29日 08:39

富士山の写真、幻想的で素敵ですね〜!
私は、尾瀬ですら半べそかいてた小学生だったので、登山なんて出来ません・・・
自分で歩いて、景色を目に焼き付けてきたいものです。
そして、子供にも見せたいなぁと思います。。

それにしても・・・
モータンの電話、大爆笑でした。。。

投稿者 さゆ : 2008年8月3日 23:28

さゆさん

この位の距離から眺める富士山って、立派で、でも押しつけがましくなくて、とてもいいものです。
刻々と表情を変えていく感じも、また素敵でしたよ。
子供の頃、ぼくもたぶん尾瀬に行ったのですが、木道で友達とふざけていた記憶くらいしかなく、景色のことなどひとつも覚えていません。今思うと、もったいないことをしたなぁ、と思います。
でも、(尾瀬じゃなかったとは思いますが)いつかの林間学校で、真夏の稜線を歩いている時に下から吹き上げてきた風の心地よさは、今でもハッキリ覚えています。
自分の子供にもそういった記憶は残してあげたい、と思いますよね。

モータン、話していて「文脈理解しないまま、出てくる単語だけで会話してませんか?」と感じることありませんか?
ありますよね。

投稿者 かえる : 2008年8月4日 21:56

かえるリポート ぼくらが旅に出る理由 〜白峰三山(北岳〜間ノ岳〜農鳥岳)、雲上のお花畑を縦走
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投稿者 wkinnjjfyf : 2014年11月21日 10:33

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